断捨離よりも、ものを丁寧に使い切る方が性に合っているのかなということ。
最近は(最近でもないですかね)あちこちで断捨離の情報あったり、ミニマリストと呼ばれるような人たちがたくさんいますね。
僕も、物を少なくしておくと、フットワーク軽くいられるし、お金もかからないし、小さいスペースを有効に使えるし、不必要なものは持たないようにしているタイプかなと思います。
ですが、今の自分のお気に入りのものだけに囲まれるとか、ものをとことん減らすとか、そういうのは私の性は合わない。
ある時突然立ち上がって、よしモノをを減らそう!
…は、何か違うのかなあと思っています。
それよりも、私の衝動で、あるいは、何かのはずみで、都合で、偶然で、自分の生活に入ってきたものを大切に使い切りたいなあ。そういうふうに感じています。
自分が持っているものはやっぱり把握しておいた方がいいのかなと思うし、衣替えもするし、クローゼットの奥にあるものを前のほうに移動したり、たまに自分がどんなものを持っているのか、使っていないものがあるのかどうかみてみる。そうすると、買ったのに全然使ってないものがあったりもする。
そういうのを、断捨離!と切ってしまうのではなくて、新しい関係を結び直すというか、自分の生活の中に取り入れるというか、やっぱり使うことが大切なのかなと思う。
ものも人も断捨離はできる。億劫な人間関係をすぱっと切って、整理してしまって…そういうこともある種意味があることなのかもしれない。
でも、何かの縁で自分の人生や生活に入ってきたのだから、きれいさっぱりではなくて、何か違うなと思っても、そこから修復を試みたり、もう少しだけ関わってみたり、少し努力をしてみたい。そうすることで、付き合いを楽しむことができると思うし、物との関係が良くなるかもしれないし、特別なものになる可能性もある。
色々な考え方があると思いますが、すぱっと断捨離をしてしまうよりも、もう少しものと積極的に関わって、関わりきる、使いきる、そういう方が私の好きな哲学なのかなと思う。
2020/12/10
そんなわけでたまに使っている僕の小さな裁縫セット。大きな修理はできないけれど、靴下の穴とか、ポケットの修理とか、そんな時に使っています。